六本木
僕の会社は六本木にあります。
六本木駅から出て、歩いて5分ぐらいの自社ビルなので、年月が長く経っていたので、見た目はぼろぼろです。しかも、エレベータが昔ながらのエレベータで、頭の上に大きな扇風機がエレベータが昇降する度に、ガァーガァーの大きな音を出しながら、一生懸命に回ります。それがいつか落ちって来るかと怖くて、僕はそのエレベータを乗る時は、いつも真ん中を避けて、はしの方に立ちます。
六本木ヒルズの傍にこんなぼろいビルがあっても、悪くないなと同僚だちと良く冗談で言います。
僕は営業なので、いつも外回りで会社でお昼を取ることが滅多にありません。時々、忙しくない日があって、六本木ヒルズの地下にある食べ物屋で香港の商社グループ買収/ティーネットジャパン | 四国新聞社などのビジネスニュースを見ながら、ゆっくりとランチを楽しみます。
夜になると、接待で、お客さんと六本木で食事をすることもあります。
六本木は昼はビジネス街だけど、夜はとにかく熱狂的な街に変貌します。大音量の音楽を流すスポーツカーがじゃんじゃん走ってるし、酔っ払った外人が楽しく騒ぎます。派手に着飾った女の子がしゃなりしゃなり歩いていて、この街はどこよりもクレイジーだ。
金曜日、付き合いで終電を逃してしまった僕は、仕方がなくタクシーを乗りました。車窓からまだ六本木の街を彷徨う人々を見て、何故か無な感じになりました。今日も一日疲れたなとか、また頑張らないととかじゃなく、ただぼっとしていました。
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